早梅の文
昨日ほどではありませんが
今朝もお日様の温かさを感じる朝となりました。
この時期になると床の間にかかる掛け軸に
「早梅の文」があります。
立春前に早梅の枝を送ってくれたことへのお礼状。
当時の立春は今の暦では1月の初め
ちょうど今頃でしょうか。
今とは比べ物にならないであろう寒さの中で
梅の香りに感じた春は
贈ってくれた人の心持と合わせて
利休を喜ばせたに違いありません。
贈る人贈られる人
双方の心映えが匂い立つ
一筆です。
公園にある小さな梅林
一番細くか弱く見える樹が
いち早く花を開かせていました。
残念ながら、匂いは漂っていませんでしたけれど。
古来日本人は梅の花を好んだそうです。
現代版、早梅の文
春はそこまで来ています。