あぁ、そうだ そうだよね

私の読書はもっぱら電子書籍です。

気になった本は図書館で借りて

それから電子書籍を購入することもあります。

電子書籍の便利さは、常に自分のライブラリーを携帯できること。

気分に合わせて読みたい本をいつでもチョイスできます。

 

逆に言えば

チョイスした本を見れば、そん時の心の状態がわかります。

元気のないときに読む本

心を落ち着かせたい時の読む本

よく「本は心のビタミン剤」と表現されますが

まさにそんな感じです。

 

先週末に少し気分が高揚したので

クールダウンに選んだのは

夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」

 

この二・三日も刺激的なインプットが多かったので

昨日から続きを読んでいます。

今朝も読み進めていくと、こんな文章と出会いました。

 

「本当の敵は、心の中にいたのですよ」

 

これまで何度も読んだ本ですので

この文章も何度も読んでいます。

なのに今朝はこの文章を読んで

思わず絶句し涙ぐんでしまいました。

電車の中なのに…

 

敵だけではありません

敵味方いずれも作り出しているのは

自分なのだと、心から思いました。

なんでだか、自分でもわかりません。

 

ここのところ、いろいろな刺激を受けているので

心がセンシティブになっているだけかもしれません。

それでも

「あぁ、そうだよね。

本当にそうだよね。」

と自分に言い聞かせずにはいられない

 

不思議な朝でした。