10年越しの夢 一輪のローズマリー
今日も朝から雨、これ以上降って被害が増えないように…誰に祈ったらよいのでしょうね。おまけに四度目の緊急事態宣言、こんなに頻繁に出て、いったい緊急ってどう意味だったか忘れそうです。
いくら雨が降ってもベランダの鉢植えはお水を欲しがっています。お水を片手にベランダに出てみると、ローズマリーの鉢植えに花が一輪!!!
なにをそんなに喜んでいるの?って、思われますよね。どこにでも咲いている花ですから。ところが我が家ではなかなか花が咲いてくれませんでした。もう10年以上、心待ちにしていたんです。
元は義母が元気に咲かせているローズマリーがきれいで、分けてもらったのが最初でした。ところが育ちは悪いし花は咲かないし、そのうち枯れてしまいました。その後も何度か分けてもらったのですが、なかなかうまく育ちません。よそのお宅のローズマリーの花を横目に見て、うらやましいと思っていました。
私は伸びている枝を切ることができません。せっかく元気に育っているのにかわいそうじゃない、と思ってしまうんです。でもそれが良くないんだろうと思って、この半年ぐらいの間で二度ほど枝を刈り込みました。切った枝は義母に教わったように植木鉢にさしています。
そんな我が家のローズマリーがようやく花を咲かせてくれました。やっぱり剪定ってほんとうに大切なんですねぇ。もう、嬉しくって嬉しくって連れ合いにもメールしちゃいました。
小さな花一輪を見つけた時、本当に嬉しくって可愛くってありがたくって、ここしばらくの時間で一番幸せな瞬間でした。
こういうの、ささやかな幸せってきっと言うんですよ。