どっこいが咲いた

どっこいが咲いたって、

日本語とは思えないですね☺️

でも、私にとって「どっこい」は

心の友なんです。

 

私のお散歩コースにある公園は

季節ごとにお花が植え替えられるエリアと

あまり手を加えないと思えるエリアがあります。

道路を挟んだ向かい側に歴史あるホテルがあることから

その部材を利用した花壇もあります。

2、3年前までその花壇は

ワイルドにお花が咲いていました。

言い換えれば雑草が伸び放題。

それでも私は、その伸びやかさが好きで

変化の少ない花壇を見るのを楽しんでいました。

 

それがある朝、キレイに整備され

季節のお花がステキに配置されて

見違えるようでした。

歴史あるホテルの部材ともマッチしていて

キレイになった花壇を喜んだと思います。

たぶん、私を除いては。

アイビーの間に咲いたカラフルなお花を楽しみつつ

いなくなってしまった名前も知らない紫の花を思い出し

チョット切なくなりました。

やっぱり、見かけは大切なんだよねぇ…

少しのショックは、その後もしばらく続きました。

 

それからしばらく経ったある朝

いつも通り花壇をチラ見した私の目に

アイビーを押し除けるように紫の葉が

元気に顔を出していました。

あー、元気だったんだ。

きっと、根が残っていたのでしょう。

そのたくましさに感動しながら私の頭に浮かんだのが

「ところがどっこい」でした。

 

人間の都合にばかり合わせてられないんだよ

とは言っていないでしょうが

「すきあらば」とでもいうようなたくましさに

本当に嬉しくなりました。

それから私の中では紫の花は「どっこい」と命名されたのです。

その後も、花が入れ替えられることはありますが

どっこいは元気に育っていました。

残念ながら、毎年可愛く咲いていた小さな花は咲かなくなりました。

しょうがないかなぁ、とは思いながらも

街中で可愛い花をつけているのを見かけると

どっこいは今年も咲かないのかなぁ

と、気を揉んでいました。

 

ところが今朝、

どっこいが可愛い花を咲かせていたんです。

本当に涙が出るほど嬉しかった。

なんでここまで感情移入するのか、

自分でもわかりません。

王道を歩いていないと自覚しているからなのか

自然の持つ伸びやさに憧れているからなのか

言葉にすることもできますが

どれもピッタリきません。

好きなものは好き❣️

が、一番ぴったりくるかも知れません。

 

私の大切な「どっこい」

調べたらムラサキゴテンというステキな別名を持つ

ムラサキオオツユクサでした。

まぁ、私にとっては「どっこい」ですけどね。

本当に気分アゲアゲの朝となりました。

 

f:id:yururakudeikiyou:20200624151821j:plain

私の どっこい❣️

 

 

 

 

ムラサキオオツユクサ ムラサキゴテン