私にも潜んでいる潜伏芽
皆さんは潜伏芽という言葉をご存じでしょうか。
私は今年のお正月にNHKBSの番組で初めて知りました。
紹介された巨樹は地元で長く愛され
観光スポットになっていたそうです。
周りを整地し、ライトアップを整え
見に来る人に優しい環境を整備したそうですが
巨樹には優しくなかったようです。
あっという間に木肌が白くなってしまったそうです。
整地されたおかげで根に十分な酸素が届かなくなったのではないか
と、考えられたそうです。
ところがしばらくして
巨樹の幹から無数の芽が出てきました。
これを潜伏芽というそうです。
樹が自分の力で再生を計ろうとしている姿に
驚きとともに力強さを感じました。
元旦から力をもらいました。
去年の台風で太い枝が裂かれてしまった
公園の梅の樹。
こちらの心配をよそに、冬に向かう時期にもかかわらず
新しい芽が出て枝えと伸びていきました。
今年もきれいな花を咲かせてくれて、本当にうれしかった！
花も終わって葉の緑も濃くなり始めたころ
複数の潜伏芽が芽吹いてきました。
もう、うれしったらありゃしない（おばちゃん丸出し(笑)）
すべての生き物には、こういう力強さが備わっているのだと思います。
今、残念ながら一番力強いのはCOVID-19かもしれませんが
封じ込め作戦にしろ集団免疫作戦にしろ
いずれは多くの人が免疫を持ち、このウィルスとも共存していくことになるのでしょう。
それまでにかかる期間がどのくらいか、明言できる人はいないかもしれません。
だからこそ、この期間をどう過ごすのか、
怖い怖いと首をすくめているのか
この先をどう過ごすのか考えて準備をするのか
大きな選択の時とも言えると思います。
言い古された言葉ですが
「ピンチはチャンス」
自分の中の潜伏芽、発芽させるチャンスですね！
