自然に優しい心遣い

いやでもコロナの情報にさらされてしまいます。

こんな時にうれしい一枚。

 

 

f:id:yururakudeikiyou:20200423171936j:plain

カラスの巣あり、頭上注意

この注意書の後ろは階段を降りると屋外のフリースペースになっています。

遠くから見たときは

「えっ、屋外なのにコロナで封鎖!」

と思いましたが、近寄ってみるとカラスの巣に対する注意喚起でした。

毎年この時期になると、上空にある大きなアーチのどこかで

カラスが巣を作り子育てをするようです。

見たことはないんですけどね。

 

カラスってちょっと怖いし、ごみをまき散らしたりして

何となく悪者と思ってしまいます。

考えようによったらこのカラスの巣だって、人間の安全を優先させて

取り払うことも選択肢としてあると思うんです。

反撃は凄そうで、怖いですけど。

でもここの管理者はそちらを選ばず

都心で子育てをする野鳥を見守ることを選んでいるってことですよね。

 

一つの問題が起きたときに

解決する方法はいろいろあると思います。

立場によって、どの解決法を選ぶのかが変わってくるでしょう。

自分の役に立つか立たないか

選択の基準がそれだけだったら、ちょっと面白みに欠けるかなぁ

と、近頃の私は思います。

以前は効率とか効果とかに目が行きがちだったんですけれどね。

 

何か大きな転機があって、ものの考え方が変わった訳ではありません。

自分がどう思うか、

選択の基準を少し変えたせいかもしれません。

なんでそれを選ぶのか、なんで自分はそう思うのか。

正しい時もあれば、間違う時もあります。

それでも自分で選べば、間違った理由も自分で気づくことができるので

次につなげることもできます。

いつも、というわけにはいきませんけれど。

 

もう一つ、朝の散歩で季節の移ろいに自分が包まれていると

大きな自然の時の流れの前では、

自分の一生がどれほど短いかを実感しないわけにはいきません。

大げさに言えば、カラスも私も

同じ自然を作り上げているピースの一つ。

自然の前で効率・効果ばかりを気にかけていては

大切なものを見逃してしまいます。

 

自然に優しい心遣いは

本当は自分にも優しい心遣いなんですよね。