ジブリ作品にひかれる理由の一つはこれかも

毎年の夏、ジブリ作品がテレビで放映されます。

今年は映画館でもリバイバル上映されているそうで

興行収入も順調だとか。

私もジブリ作品は大好きです。

おもひでぽろぽろ」は主人公の年齢も近くて

舞台になった山形はなじみ深い場所ということもあり

特に好きな作品です。

 

先週の金曜日は「コクリコ坂から」が放送されました。

映画を見ながら、なんでジブリ作品が好きなのかを考えていました。

青春の甘ずっぱさだったり

少年少女の成長に昔の自分を投影したり、

親戚のように我がこととしてして応援してみたり

見る人の数だけ理由はあると思います。

私の場合は、こんな子ども時代や青春時代を送りたかった

という願望のようなものを主人公に投影しながら観ています。

 

でも、今回は違うものが浮き上がってきました。

主人公や周りの友人たちが社会を信頼している、

という点です。

社会と自分たちが直接つながっている実感を持っている

とでもいいましょうか。

解決しようとしている問題が自分で触れる

だから何を解決すれば良いのかを考えて行動する。

物語ですから、挫折や絶望の先にハッピーエンドが待っていて

観客は見終わった時にすっきりできます。

 

私たちが今、直面している新型コロナウィルス過の状況は

見えないものを恐れて、

自分以外を信頼できない状況にあるのではないでしょうか。

その結果、自分が正しいと考える行動や

マスコミが数字欲しさに誇大表現する恐れの増幅にあおられてしまう。

不安ばかりが勝っているので

自粛警察やマスク警察などと言われる人が現れたり

感染者や感染源を攻撃する張り紙をする人まで現れる。

見えないものへの恐怖ですから、具体策に乏しい。

だからついついやりすぎてしまう。

 

もっと、周りを信頼するために

私たちに何ができるのでしょう。

新型コロナウィルスの予防法は専門家でも明確になっていません。

マスクやソーシャルディスタンスは対処療法でしかありません。

あくまでもかからない移さないための行動指針です。

自分ができる範囲の行動をとる

自分が取っている行動はみんなも取っている

そう考えられたら、周りを信頼できるのではないでしょうか。

周りを信頼するからこそ、安心して日々を送れると思えたら、

恐怖心を抑えられると思うのですが

どう思われますか?