知識がなかなか知恵になりません
昨日は二四節気の小雪でした。
まだ積もらないほどの雪が降り始めるころ と言われますが、今年の日本列島は20℃越の地点も多くてピンときません。
ふと思ったんですけど、
二四節気は中国の戦国時代の頃に定められたようですが、考えた人はどんな土地に住んでいたんでしょう。
沖縄と北海道では季節の捉え方は違うと思います。
沖縄の人にとっては小雪ってなんだ?と思うでしょうし
北海道の人なら、今頃小雪?って思うかもしれません。
私が見るテレビの天気情報では当たり前のように二四節気が取り上げられるので、違和感がありませんけれど各地方ではどうなんでしょう。
思いがけないところで
自分の当たり前が、他のところでは当たり前ではないかもしれない
ということに気付かせてもらいました。
去年の今頃は、漢方養生について学んでいました。
薬やサプリではなく、食事や生活習慣で自分の身体を大切にしてあげたいという思いから学び始めました。
資格は取りましたけれど、日常生活に取り入れられているかというとこれがなかなか上手くいきません。
先日、寝ている間に死にそうになりました。
息苦しさで目覚めたら、気管がくっついていて息ができません。なんとか唾をのみ込んではがそうと試みるのですが、唾が出てくれません。
必死に唾を出そう飲み込もうとしながら「このままだと死ぬな」という思いが浮かびました。
なんとかつばを飲み込むことができて、こうしてブログを書けているんですが(笑)、本当に焦りました。
乾燥するのは表皮や髪の毛に限ったことではありません。身体の中も乾燥します。
漢方養生では乾燥は肺(臓器の肺とは少し解釈が違います)に影響するといわれています。コロナウィルスに対する予防として湿度を保つことが奨励されていますが、漢方養生でも乾燥は呼吸器に悪い影響をもたらすと言われています。
酸味や甘みのある季節の果物や食材で身体の中を潤すように心がけると良いので、私は梨や柿にリンゴ、カボチャやサツマイモなどを取るように心がけています。
でも、お酒をたくさん飲んでしまったら効果が半減するかなぁ…
今回は非常事態だったので、学んだことが頭に浮かびましたが、普段はすっかり忘れているといっても良いほどに、意識していません。
せっかく時間もお金もかけて学んだ知識も、何気なく使える知恵にならないともったいない、と思うのはこういう時です。
私は漢方養生をどう使いたいのか、そのためにはどんな工夫をしたら良いのかを考えていたら、「逆引き」というワードが出てきました。
こんな時はどうしたらよいのかと思っても、テキストではすぐに見つけられません。症状からすぐに対処法が見つけられるようになっていたら、もっと使いやすいのではないか。
自分用にちょっと作ってみますかね。
なんて言っちゃって、大丈夫か私(^-^;