私はこの世界を信頼できるだろうか

今週、世界の今後にかかわる2つのニュースが私のアンテナに引っかかりました。

ちょっとめんどくさい話ですけれど、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

先ず一つ目は日経新聞の記事です。

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中国の狙いは海洋進出などのレベルではなく、GPSを上回るシェアーをもつ北斗を利用して、人類の制脳を目的としている。

だいぶざっくりですが私が受け取れたのはこの程度の情報です。間違いがあるといけないので、興味のある方は図書館に行って確認してくださいね。

私が引っかかったのは「私たちの意識をデジタルを利用して国家が制御しようとしている」という点です。

私は以前から疑問に思っていたことがあります。

「オッケー○○、海岸線のドライブに似合う曲をかけて」

こんなCMが以前に流れていました。

これを見ながら「誰の好みを聞きたいの?」と、突っ込んでいました。

こんなことを繰り返していたら、自分の好みがわからなくなって、常にみんなと同じものを好むようになっちゃうんじゃない?そこには利益を得る企業が必ず介在しているはずだし、その企業による献金という名のお金で潤う偉い?人がいるはずだよね。

そんな人たちの都合で、私の嗜好を左右されるなんてまっぴらだもんね。

と、ぶつくさ言っていました。

そんな疑問が目に見えるニュースになってる。中国に限ったことではありません。GAFAがやっていることだって同じことです。

私たちは便利さと引き換えに、何を手渡しているのか、少し考えたほうが良いのではないでしょうか。

 

もう一つは来年のダボス会議のテーマ「グレート・リセット」。

ダボス会議は世界のトップ企業からなる非営利財団です。非営利といっても大企業の集まりですから、実は商談の場だろうなどという批判はありますが、世界に大きな影響力を持っています。

そして来年のテーマが「グレート・リセット」。もう響きだけで十分やな感じがしちゃいます。何をリセットしようとしているんだ?

会議の会長による関連本も出版されています。興味はあるんですけど、読める自信がちょっとねぇ。もちろん日本語に翻訳されているんですけど、柔らかい本しか近頃は読んでいない私には難しそうで、思案中です。

それでも、世界に影響力を持つと自負している人たちが、今の世界をどう見ていて、どこに導こうとしているのか、関心を持たずにはいられません。

 

私たちは自分では制御できない世の中で活きています。

今こうしているときにも、私の予想もできないようなことが世界のどこかで起きていて、バタフライ効果で私の明日を左右するかもしれない。そしてそれは、私に喜びよりも悲しみをもたらすもののほうが多いかもしれない。

そんな不確定な世の中の、何を信頼できたら今を頑張れるんだろう。

頑張る意味を見つけられるんだろう。

ここまで悲観的には考えていないんですけれど、1週間に2つもこんな話題が目に入ると、ちょっと考え込まされてしまいます。

 

でもね、視点を変えたら、

私が一生懸命に正直に生きていることが、

バタフライ効果でどこかのどなたか様の笑顔につながるかもしれないんですよね。

そう思ったら、見えないこと力の及ばないことに目を向けて不安がるよりも、

自分にできること自分の周りを気遣うことに注力するのが一番だなぁ、と思えました。

世界を信頼できるかどうかは、

結局は私次第ですね。