老眼鏡の逆襲?

老眼鏡を初めて手にしたのはいつだったかなぁ…

かけ始めたばかりの頃、外し忘れて二三歩歩くだけでクラクラしていたのに、今では仕事だけでなく家事をする際にも老眼鏡が手放せなくなりました。

冬ものをしまおうと椅子に乗ったり、上を向いたり下を向いたりを繰り返していたら、ものすごいめまいに襲われました。危険を感じてゆっくり椅子から降りて、そのままダウン。少し合わなくなってきた老眼鏡をかけたままの頭の動きに、三半規管がついていけなかったんだと思います。老眼鏡の逆襲か?

めまいはすぐに収まったんですけれど、頭痛と気持ち悪さがなかなか収まりません。一度崩れた調子が復活するまでの時間が年々長くなるようで、こういうのを老化というんでしょうね。

 

今から15年くらい前のある朝、職場のパソコンの画面が見えなくなりました。電源は入っているし、うっすらアイコンも見える。でも、どうしてもそれ以上見えてこない。

前日は体調を崩していましたし、もしかしたら、私やばいことになってる⁉️

今考えれば笑っちゃうんですけど、その時は結構焦りました。一年おきにめまいや何やかんやでCTやMRIのお世話になっている身としては「とうとう来たか!」と思いました。

さて、どこの病院に行こうかと考え、とりあえず近所の眼科へ。その時のやり取りを私は忘れられません。「老化」が私にも他人事ではなくなった日。

先生は私の前にカルテをかざし、見えずらいのを確認した後、おもむろに一本のメガネをかけさせ再びカルテをかざしました。「えっ、見える…」先生は一言「そういうこと。40も過ぎたら老眼になっておかしくないのよ」。

 報告を聞いた連合いの大笑い。職場で報告した時の、上司の笑いを堪えた顔。恥ずかしいったらありゃしない、私の赤い顔。

 

あれ以来、いくつもの老眼鏡と出会いました。これからも最後の時までお付き合いいただくわけですから、今回のようにご機嫌を損ねて逆襲されないように、仲良くしないと。

よろしくね、マイ老眼鏡さん♥

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