思いがけない出会いは楽しいものです

先週はゴールデンウィークがあけた翌週ということで、なんとなく一週間が長く感じました。月曜日の朝、いつものお散歩コースで場所に不似合いなものを見つけました。

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お休み中に家族連れで遊びに来た子供が書いたんでしょう。この場所はお休み中には訪れる人も少ないでしょうし、車の心配もないから、思いっきり楽しんだかなぁ…なんて思いをはせていたら思わず声を出して笑っちゃいました。ふと、猫の額より狭い中庭に子供時分に書いた、ケンケンパを思い出しました。子どものおもちゃはどんどん進化しているでしょうけれど、こうやって変わらないものもあるんですね。

ちょっと重たかった(体重も増えてるし(-_-;))気持ちが、少し軽くなりました。

 

週末の夜、テイクアウトの引取りまでに少し時間が空いたので、駅前の本屋さんで時間をつぶすことにしました。全国展開の本屋さんとしては小ぶりですが、その狭さが時間つぶしにはもってこいです。平積みの棚や入口近くの特集スペースを見ながら、何を書店や出版社は押しているのかを見て回っても疲れることがありません。大きい本屋さんで目的のコーナー以外を見て回る気力が、近頃はありませんから。

40代前半くらいまでは、決まった雑誌を毎号購入するのが当たり前でした。お料理、収納、日々の始末etc…「これ、取り入れよう!」と読んだときは思いますが、いつまでたっても部屋は片付かず、お料理のレパートリーも大して増えないまま、新しい情報を読むことで足りない何かを埋めようとしていました。

雑誌以外ならお料理の本を買うのが好きでした。実用性のある手軽なものから、写真集のようなちょっと贅沢な本まで買っていました。丁寧な料理のレシピやエッセイを読み、取り入れられる料理は少しアレンジして試すのが私のお楽しみの一つでした。

雑誌の定期購読も、料理本の購入もここしばらくしていませんでしたが、今回久しぶりに欲しくなった料理本がありました。以前から気になっていた「野田琺瑯」の社長夫人がかかれた、琺瑯容器を利用したレシピ本です。写真もきれいでさっそく我が家にあった琺瑯容器やタッパーで試しました。琺瑯容器はちょっとお高いので、習慣になりそうだったら購入しようとおもいます。

そして気になったのがもう一冊。沢村貞子さんという女優さんが書かれた献立日誌です。沢村さんの献立やエッセイは私も好きで何冊か持っていますが、なぜ今、沢村貞子なのか、仕掛けた人の意図は何なのか、そんなことに思いを巡らせるながら本棚に戻しました。

私も普段は電子書籍派です。何冊もの本が電子書籍なら持ち運べて、気分によって読む本を選ぶことができます(活字も大きくできますしね)。それでも、本屋さんをぶらぶらしながら思いがけない本を見つけたり、普段は意識していないような本に引き寄せられる楽しみは捨てがたいものがあります。紙ならではの指先の感じやページをめくるときの次への展開を楽しむ独特の感じも好きです。

たまには本屋さんをぶらぶらして、新しい好奇心や、ページをめくる楽しみを体験しませんか?いつもと違う部分の脳が活性化しますよ(たぶん♥)。