今年最初の梅仕事 おまけにお宝?発見!

 

この時期のお楽しみは梅仕事。この言葉を初めて知った時は「えらく大変そうだなぁ。売ってるの買うんじゃダメなのかなぁ」と思ったものですが、いざやってみると楽しい❣️

まぁ私の梅仕事はなんちゃって梅仕事なのでそんなことを言ってられるんでしょうけれど。

それでも毎年作る量を増やしたり、新たなことに手を出したり。考えるだけでワクワクします。お気に入りのマルシェで今年も完熟小梅を入手できました。

f:id:yururakudeikiyou:20210606114111j:plain

この完熟梅の香り、皆さんにお裾分けできたらよいのに。

去年は二袋漬けたんですが一年もたなかったので今年は三袋購入しました。梅と塩とジップロックさえあれば、後は時間が美味しくしてくれます。

f:id:yururakudeikiyou:20210606114156j:plain

漬物をしていると、時間のありがたさと先人の知恵に感謝するばかりです。梅酢があがるまで袋をひっくり返すんですけれど、そのたびに「どうかなぁ、どうかなぁ」と様子を見る楽しさは梅仕事ならではの楽しみです。

 

次はもう少し大振りの梅で梅干し作り、今年は梅味噌にもチャレンジする予定です。今年の梅干しは、以前梅酒作りに使っていたガラス瓶を使おうと棚から引っ張り出そうとしたら、ふたの周りは新聞紙で覆ってあるし、なぜか重い!

何が入っているのかと新聞紙をとってみると、黒々とした梅酒が入っているではありませんか。お宝を発見したようなうれしさがある反面、なんでこんなに黒いんだという疑問が…

晩ごはんの時に連れ合いと試しに一口飲んでみたら、「濃い!辛い!」。連れ合いは口をつけただけで、お猪口を私の方へ寄こしてしまいした。

ゆっくり口に含んでいると、少しずつ甘さと奥の深さが広がります。

思い出した!黒砂糖と焼酎でつけたんだ!何年前のだかわからないけど…。

当時は毎年つかう材料を変えて梅酒を作っていました。日本酒にしたり焼酎にしたり、グラニュー糖にしたりキビ糖にしたり。それがある年から梅酒をつけなくなったんですが、その理由がこの梅酒。黒糖と焼酎でつけた梅酒の癖が思いのほか強く、連れ合いに不評でした。当時の私の口にもあわなくてそのままお蔵入り。それ以降、我が家の梅酒づくりは途絶えたままでした。

癖の強さは残っているんですけど、時間がまろやかにしてくれたようで、普段は焼酎を飲まない私ですが「ロックなら美味しくいただけるかなぁ、それともソーダ割り」などと考えてちょっとワクワクしています。

思いがけなく発見したお宝に、時間って凄いことを改めて実感させてもらいました。